在来風呂工事重要ポイント
ここでは、在来風呂工事重要ポイントについて解説いたします。
そもそも在来浴室(在来風呂)とは何でしょうか?
現在、浴室を新設する際は殆どがユニットバス(システムバス)です。
しかしかつての浴室は床や壁をタイルで貼ったもが大部分でした。
周囲に防水加工を施し、コンクリートなどで壁や床を造る昔ながらの工法で施工された浴室を在来浴室(在来風呂)と言います。
一戸建て住宅で、タイル張りのお風呂をイメージしていただくとわかりやすいと思いますが、だいたい築年数が30年を越える住宅によく見られます。
現在の浴室が在来浴室(在来風呂)かどうかについて認識する
現在のお宅の浴室は、在来浴室(在来風呂)ですか?ユニットバス(システムバス)ですか?
お風呂のリフォームでは、現在の浴室が何なのかをまず認識することが重要です。
なぜなら、
①現場調査の内容
②工事内容と工期
③費用
に違いが出るからです。
①在来風呂の場合の現場調査内容の違い
私たちは、在来浴室(在来風呂)をリフォームする際に最も注意しなければならないことの一つが、お風呂もしくは水回り直下の構造材の状態を確認することだと考えています。
経験上、お風呂リフォームの際に在来浴室(在来風呂)を解体すると、その直下の土台や大引き等の構造材がシロアリ被害で腐食していることが多分にあります。
もともと水回りは湿気が溜まりやすいです。
それに加え経年や様々な要因で水分が構造内部に流入します。
そうすることで水回り直下の構造材が濡れ、その濡れた木材を目指して白蟻がやってきます。
現場調査時に床下に潜入するなどして、事前に水回り直下の床下の状態を把握しておくことで、適切なリフォームのご提案ができるのです。
②内容と工期の違い
在来浴室(在来風呂)のリフォームは、タイルやコンクリートを斫ります。
また、必要に御応じて壁を壊したりと、解体工事に大きな手間がかかります。
先述の通り、シロアリ対策や構造材の補強が必要になるケースも多く、通常のユニットバス(システムバス)からユニットバス(システムバス)に交換する場合とは大きく工事内容も工期も変わってきてしまうのです。
③工事費用の違い
在来浴室(在来風呂)は、解体ゴミが大量に出るので産廃処分費がかさみます。
また②でお話しした通り、白蟻対策工事や構造材補強工事が必要になれば別途費用が掛かります。
在来浴室工事の際は、様々なことに留意して計画を考えていく必要があります。
在来風呂工事重要ポイントをしっかり押さえましょう!
風呂ナビスタッフがしっかりとアドバイスいたしますので、お気軽にご相談ください。